- かぶとがに
- かぶとがに【兜蟹・鱟魚】剣尾目の節足動物。 成体は全長60センチメートル内外。 半円形の頭胸甲と, 五角形に近い腹甲, 剣状の尾から成り, 腹甲の縁には長く鋭いとげがある。 脚は胸部に六対, うち第二対以下は先端がはさみ状。 腹部には付属肢が六対ある。 世界で四種現存, 日本には瀬戸内海・博多湾に一種が分布。 系統的にはカニよりもクモ類・サソリ類に近く, 中生代に栄えた種属の生き残りで「生きている化石」といわれる。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.